- かとう
- I
かとう【下等】(1)品質や品性が劣っている・こと(さま)。 低級。⇔ 上等「~な品」「~な人間」「~な趣味」(2)構造が簡単で, 進化の度合が低い・こと(さま)。⇔ 高等「~な動物」﹛派生﹜~さ(名)IIかとう【仮痘】種痘を受けた者がかかる痘瘡(トウソウ)。 発疹(ハツシン)が少なく, 化膿(カノウ)も軽い。 軽症痘瘡。IIIかとう【加藤】姓氏の一。IVかとう【可撓】曲げたわめることが可能であること。V
「~性」
かとう【掛搭】「かた(掛搭)」に同じ。VIかとう【果糖】炭素数六個の単糖類。 化学式 C6H12O6 強い甘味をもつ。 果実や蜂蜜に多量に含まれ, ショ糖やイヌリンなどの多糖類の成分として植物界に広く存在する。 食用・薬用。 Dフルクトース。VIIかとう【歌頭】踏歌(トウカ)の音頭をとること。 また, その役の人。VIII「この四位の侍従, 右の~なり/源氏(竹河)」
かとう【河套】⇒ オルドスIXかとう【河東】(1)近世の江戸で, 隅田川の東の深川の遊里。(2)近世の京都で, 鴨川の東の祇園(ギオン)の遊里。(3)中国で黄河が南流している部分の東の地。 今の山西省の南西部地方。(4)河東節の祖十寸見(マスミ)河東以下の家元名。 また, 河東節の略。Xかとう【河頭】河のほとり。 河畔(カハン)。 [日葡]XIかとう【火灯・瓦灯】〔「がとう」とも〕(1)中に灯火をともすための陶製の用具。 方形で上が狭く, 下が広い。(2)「火灯口」「火灯窓」「火灯額(カトウビタイ)」の略。XIIかとう【火頭】律令制下の軍隊や役民の組織において, 炊事に当たった役夫。XIIIかとう【裹頭】僧侶の, 頭を袈裟(ケサ)で包み, 両眼だけを出した装い。 かしらづつみ。XIVかとう【賈島】(779-843) 中唐の詩人。 字(アザナ)は浪仙。 出家していたが, 韓愈(カンユ)に詩作を認められ還俗。 「推敲(スイコウ)」の逸話は有名。→ 推敲XVかとう【過当】適当な度合を超えているさま。 過分。「其価~なりと雖ども/文明論之概略(諭吉)」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.